鳥井 清司 (とりい きよし)

所属部門:人間生態相関研究部門

職  名:連携教授

専門分野

E-Mail:torii-k[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

個人WEBページ


研究関心:

  1. 流域の3次元景観画像の作成とその地域の土地利用解析
  2. 地球観測衛星による海外の大規模潅漑地域の土地利用変化過程の観測
  3. タイ国と台湾における大規模潅漑プロジェクトの衛星画像データを用いた歴史的発展過程の比較研究

研究概要:

    ここ数十年で、地球観測衛星から、広域で高精度の地表画像データが詳細に提供されるようになった。これと平行して、高度な情報処理機能を備えたパソコンが普及し、その上で展開されるソフトウエアーの機能も非常に充実してきた。具体的には、数十から数百km規模の地域をカバーする画像データも、パソコン画面上で表示でき、その地域の標高データ(DEM)との組み合わせにより、立体的な景観画像も一つのルーティンワークの中で作成できるようになってきた。
    これらの機能を利用すれば、解析しようとする地域の衛星画像データさえ入手できれば、その地域の土地利用の状況、地域の将来シナリオを考察する上での有効なデータとして、3次元景観画像が利用できる。地域の環境要素である水利用、道路計画、農業、住宅、産業、さらには災害対策など地域の総合的な計画の基礎データを得ることができる。
     世界の4大文明は大河川に沿って発展した大規模潅漑地域によって支えられてきたのは明らかである。特徴的な大規模潅漑地域を取り上げて、衛星画像によって1970年頃からの歴史的な発展過程を詳細に観測することができる。現在まで、中国、イラン、エジプト、スーダン、タイ、台湾などの地域の解析を行ってきたが、京大に在学している留学生と一緒に、出身国の潅漑地域を含む土地利用変化の解析を行いたい。
     特に、台湾は1895年以来日本政府によって開発された潅漑プロジェクトが沢山あって、当初のサトウキビ畑や水田開発から、都市近郊住宅地域へと変貌している。タイでは1952年頃から潅漑プロジェクトが行われて、現在に至っている。筆者は、過去に2年半タイ国に滞在し、バンコック周辺や東北タイには精通しているので、台湾との比較を行いながら、両国の土地利用変化のプロセスを研究したいと考えている。

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