The Nippon Foundation Fellowships for Asian Public Intellectuals


Motoko Shimagami 島上 宗子

島上 宗子

Motoko Shimagami
島上 宗子

「いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク」
共同代表
京都大学地域研究統合情報センター
研究員

motoko55[at]r4.dion.ne.jp

http://www.i-i-net.org/

プロジェクトのテーマ

インドネシアにおけるコミュニティーベースの森林管理:相互学習とパートナーシップ構築のための実地研究

プロジェクト概要

インドネシアの山岳地帯のコミュニティーの理解を深めるとともに、コミュニティベースの森林管理を促進するための社会学的観点、環境保護的観点の枠組みを調査する。

研修国

インドネシア

自己紹介

現在の所属

  1. 「いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク」事務局
  2. 京都大学地域研究統合情報センター・研究員

私は過去10年余り、東南アジア地域研究を専攻する大学院生として、インドネシアの村落自治の動きを調査してきました。ジャワ島(ジョクジャカルタ)とスラウェシ島(トラジャ、中スラウェシ)を中心に農山村でのフィールドワークを続けるかたわら、機会をみつけては日本の村を訪ね歩きました。そんな中、痛感したのが、日本とインドネシアの同時代性と課題の共通性です。表面的な状況は大きく異なりますが、近代化の過程で農山村が直面してきた(あるいは直面している)問題・課題の核心は共通していると感じたのです。

2004年春、「いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク」と名づけたネットワークを友人とともにたちあげました。中心メンバーは、アジアや日本で村落研究・地域研究に携わってきた研究者や、アジア・アフリカの各地で国際協力活動に従事してきたNGO実践家などです。私たちは、「いりあい」(地域資源の共同管理)と「よりあい」(住民の自治)を軸として、国境、世代、職業などあらゆる垣根を越えた「まなびあい」の関係づくりをめざしています。なかでも、「いりあい」をキーワードとして、インドネシア(中スラウェシ)と日本の山村の経験や知恵をつなぐ試み、略して「いりあい交流」は私たちが進めている中心的な取り組みの一つです(概要については、ブログhttp://i-i-net.seesaa.net/もしくはホームページhttp://www.i-i-net.org/をご笑覧ください。)

APIのフェローとして予定している活動は、これまでの調査と「いりあい交流」の実践をとおしてみえてきた課題に取り組むものです。Community-based Forest Governance in Indonesia: Action-Research for Interactive Learning and Partnership Buildingをテーマとして、2007年9月から4ヶ月間、インドネシアの中スラウェシを拠点に実施します。中スラウェシは、インドネシアの中でも森に対する権利をめぐり、紛争が絶えない地域の一つです。これまでの調査・交流を通じて培ってきた経験・ネットワークをもとに、コミュニティを基盤とした森林の自治的管理の可能性と課題を追求したいと考えています。