京都大学東南アジア研究所ナビゲーションをスキップしてコンテンツへ 日本語 | English
サイトマップ | ローカルページ
Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

スタッフ紹介

スタッフ紹介

浜元 聡子 (はまもと さとこ)

  • 研究員
  • hamamoto@cseas.kyoto-u.ac.jp
  • 東南アジア地域研究,文化人類学
  • 立命館大学国際関係学部,1992.
    京都大学博士(人間・環境学),2004.

現在の研究関心

  1. マカッサル海峡における人の移動
  2. ムスリム女性の生活世界と日常的生活実践
  3. 海の地域研究

島へ(マカッサル海峡バランロンポ島へ向かう漁船)(2007年8月濵元撮影〉

インドネシア・スラウェシ島と東カリマンタン沿岸部に挟まれたマカッサル海峡地域には、1,500人から4,000人もの人口を抱える隆起サンゴ礁の小さな島が点在する。農業は一切おこなわれていない。人びとは海を自在に移動しながら生活を営んできた。
 14世紀ごろからナマコやフカヒレ、ベッコウや白蝶貝といった高級海産物が、この海域から中国に運ばれていった。マレー半島、あるいは遠くはインドやアラブ地域から海を越えてきた商人も、この地域で活躍するようになった。そのころからこの地域は、東南アジア島嶼部における社会経済活動の大動脈であった。
興味深いことは、島のムスリム女性たちが経済活動に関わる様子である。単独でも思う存分商業活動に従事できる自由を得るために、できるだけ早くメッカ巡礼者となることを目指し、さまざまな戦略を練る。小さな島の中で生涯のほとんどを過ごす女性もいれば、ムスリム女性という記号があらかじめ含む困難を乗り越える女性もいる。海の地域に住む彼女たちの目線から、東南アジア地域をより深く理解することが、わたしの研究関心である。